御嶽山の紹介

御嶽山 概要


 標高3067m 剣が峰(けんがみね)

 長野県岐阜県  日本百名山 独立峰

 北緯35度 東経137度

 活火山の中では富士山に次いで二番目に標高が高い山

 最新噴火2014年9月27日

 

木曽節で有名な「御嶽山」は、長野県と岐阜県にまたがる活火山です。

日本百名山のひとつでもある御嶽山は、富士山・白山・立山とならんで古くから霊峰としても有名で山岳信仰が盛んな山です。一般登山者はもちろん、白装束の方達も全国から多く巡礼登拝に訪れます。御嶽山頂は黒沢口の御嶽神社奥社があり、大己貴尊(おおなむちのみこと)[大黒様]、少名彦尊(すくなひこなのみこと)[恵比寿様]が奉られています。

日本一の山は富士、日本一の嶽(タケ)は御嶽(オンタケ)といわれ、各地にある御嶽は(ミタケ)と読み(オンタケ)と読むのは木曽の御嶽だけです。山麓ではその昔、王の御嶽(おうのみたけ)と尊称されていたものがいつの頃からか御嶽(おんたけ)と呼ばれるようになったと言われています。古代から大噴火を繰り返し、現在の岩肌は厳格で荒々しい姿ですが、もとは富士山のような台形の山で標高約4000m以上あったと推測されています。開田高原や三岳から御嶽を望むとよくわかるように、頂点は遥か上空、天高くそびえていたことが想像できます。

1979年10月28日と2014年9月27日に大規模水蒸気噴火しました。


御嶽山登山コース


■長野県木曽町三岳より 黒沢口コース

 7合目から 標高2150mまで、御岳ロープウェイ。1500台無料P有り。

  ロープウェイ頂上飯森駅から、八合目女人堂迄約1時間。
 さらに山頂まで登山約2時間 (各合に山小屋があるので安心です)

 

 6合目から 中の湯からも登山できます(+1時間)

 ロープウェイができる(平成元年)以前は、六合から登山していました。

 

■王滝村より 王滝口コース

「田の原」標高2180m。登山約3時間 無料P有り (田の原まではJR木曽福島駅からバスで90分)

 

■開田口4合目より

 距離は長く一般向きではありませんが大自然を満喫することが出来るでしょう。

 

■岐阜県より 濁河コース  

 濁河口より入山、御嶽山頂上 剣が峰(3067m)まで約5時間

 

■御嶽縦走コース 

 長野県、黒沢口から入山し岐阜県、濁河へ下山するコース。


霊峰 御嶽山

 

木曽の山奥、山岳信仰、日本の秘境

登山道の無数の石は?お墓!? 石碑?  

 

木曽福島駅から車で約30分。黒沢口霊峰ライン三合目は、密かな御嶽山絶景スポットです。

周辺には無数の石が建ち並び、いよいよ霊山という雰囲気が感じられます。

登山道の途中、4合目辺りになると何万基ものもの石碑「霊神碑」(れいじんひ)を見ることができます。

 

御嶽教は、「死後霊魂は御嶽の懐に深く抱きとめられる」という教えから

先祖の魂を供養し、自らの魂も‘御嶽山’に宿るようにと、自分が生きているうちに霊神碑を

建てました。全国に分布する‘御嶽神社’の総本山でもあり、夏になると全国各地から

各講社(組)ごとに建てた場所、「霊神場」(れいじんば)で祈祷する姿がみられます。

お墓ではなく「霊神碑」(れいじんひ)といいます。

 

現在は、車でロープウェイまで楽々行くことができますが、昔は、木曽福島駅から徒歩で頂上を目指しました。

そのため黒沢口には、一合目(旅館山陽館前)から頂上まで各所に宿や山小屋があります。

信者さんが安心して登拝できるよう宿も多く、霊神場も通り沿いに建てられました。

旅館山陽館向かいには1合目示す石碑と登山道開祖の覚明行者の巨大な石碑が祀られています。